カテゴリ:日常( 17 )
お正月風景
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三春堂ギャラリーのお正月風景です。
本年もよろしくお願いいたします。

鏡餅 あやせさやか作  陶のキューブ台 川崎毅作
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by miharu-ando | 2015-01-13 00:35 | 日常
スティーブン・ニューウェル(Steven Newell)のチャイナ・ドラゴン
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私の好きな作品たち #1

2012年は辰年なので干支にちなんで、イギリスのガラス作家 スティーブン・ニューウェル のガラスの大皿(直径50cm)チャイナ・ドラゴンを飾っています。
日本のガラス制作の場合、すべてのプロセスを一人でこなすことは少ないのですが、スティーブンはすべてのプロセスを彼自身によって制作しています。表現に必要なすべてのプロセスの技術をマスターすることは大変なことですが、スティーブンの場合、器の形状と絵との関係が重要なため、すべての工程を自分でやらないと、イメージが完成できないと言っています。
美しい形のガラスの面に、彼ほど豊かなイメージの絵が描ける作家はいないと、私は勝手に確信しています。

大皿などの大きなものを宙吹きするコツは、力というよりダンスをするようなリズム感が大事だと来日したとき語っていました。初めに透明なガラスで吹き、大皿の形にしたあと裏面にうすいグリーンを色被せしています。そのあと、裏面をドラゴンの形にマスキングしてサンドブラストすると、グリーンのドラゴンが残ります。力強い目や口の線は、グラビールという彫る技法を使っています。スティーブンのグラビールの表現力は素晴らしく、線が生き生きしています。


c0009350_430497.jpg2羽の白い鳥は、大皿の表面の方をサンドブラストして表しています。鳥の体のぼかしはサンドブラストの強弱で表現され、体や羽に立体感がでてドラゴンのそばを飛んでいます。裏面にも小さめな2羽の鳥が飛んでいて、祝福されている気持ちになる私の大好きな作品です。
(4月末まで展示予定です。オープンを確認のうえ、ぜひご覧ください。)

三春堂の30年を振り返る記事はこちら。スティーブンの作品との出逢いも書いています。
■ 「三春堂はもうすぐ30周年」(07.11.1)
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by miharu-ando | 2012-03-21 04:54 | 日常
駒井哲郎「小鳥」に、震災のお見舞いの気持ちを込めて
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2011年3月11日14時46分に東北で発生した大地震のあまりの惨状に言葉を失いました。

今までに戦争の経験もなく、大きな天災も経験したことがないものにとって、想像を超える悲惨なことが一瞬にしておきて、あまりに多くの人々の日常を奪い去ってしまった自然の猛威に、ただ呆然とするばかりでした。さらに追い討ちをかけるように、原子力発電所でこれまでに経験のない大規模な事故が発生し、これからどれくらい危険な状況になるのか予測がつかない不安を突きつけられました。

地球が恐ろしいほど破壊的なエネルギーを内蔵していることを忘れて日常生活をしている一方で、節度ある電気の使い方をせずにきたことへの戒めが、このような惨事となってしまいました。被災地の惨状を見る度、言いようもない無常観に襲われて、哀しくなりながら気持ちが彷徨ってしまっていました。

でも壊滅的な被害といわれながら、被災地の方々は着実に復旧に動き出し、援助してくださる多くの力によって、目に見えて回復しつつあることに驚きと尊敬の念を憶えます。

地震の時私は外出先におり、そこで今まで経験したことのない大きな揺れに恐怖を感じましたが、一緒にいてくれた人々のお陰で心強く居ることができました。少し落ち着いてからギャラリーを目指し歩きだし、夕方近くに到着しました。展示している作品のうち6〜7点が倒れたり斜めになったりしていて、ぞっとしました。恐る恐る確かめると、破損していたのはガラスの細身の水差しが2点だけで、ほかのものは破損を免れていて本当に幸運でした。

ほとんど全てを破壊された夥しい瓦礫の山をテレビで見続けていると、被災地でない人々も美術・工芸品などの壊れものに空しさを感じ否定的な気分になることが多く、さらにこれからの生活環境への不安から、美を味わうことや感性を遊ばせる世界のものを、多くの人が自粛してしまうことがとても残念です。(そのせいか三春堂を覗いてくださる方もさらに少なくなっています。)

本来、このような未曾有の惨事の時こそ、美しいものを愛でて豊かな気持ちを醸しだすことが大切なのではと思います。そこから生まれた豊かな心が、人への優しさに繋がっていくような気がします。

各地のお花見が震災に対する配慮で自粛となってしまいましたが、被災地に思いを馳せ、東北の産物を味わい産地に経済協力するお花見があったら良かったのにと思いました。大騒ぎはできないけれど、被災地と心が繋がる思い出深いお花見になったのではないでしょうか。きっと桜もいつもの年より美しく感じることができたかもしれません。自粛の呼びかけは、被災された方にも、また助けることのできる立場の人からも可能性を奪ってしまったように思います。自粛ではなく、被災地の助けとなる提案をしてくれたらお互いが元気になれる機会になったのではと思えてなりません。

今のように悲観的な気分に落ち込みやすい時に、三春堂は何をお見せしたら良いのかしらと考えた末、駒井哲郎さんの小品「小鳥」を飾りました。(銅版画・シュガーアクアチント、ディープエッチング「人それを呼んで反歌という」より)

このふんわりした小鳥をみていると、優しい気持ちになって、そしてほんの少し上に羽ばたくことができそうな気持ちになります。
多くの方が、ほっとあたたかい気持ちになりますように。

イトイさんの 「東日本大地震のこと」

三春堂ギャラリー・安藤 三春
2011. 4. 7


- お知らせ -
お客さまによる「三春堂コレクション」写真は、継続展示しています。
追加もしていますので、ぜひお出かけください。(4月30日までの予定)
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by miharu-ando | 2011-04-12 04:52 | 日常
Tea forte と HENRI CHARPENTIE のチャーミングなパッケージ
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つい最近、北欧に旅行に行かれたお客さまから、とても素敵なパッケージのティーバッグを2ついただきました。スウェーデンで求めることができたそうで、その貴重なおすそ分けです。
そのセンスの良さにわくわくして、とても飲むことはできず、三春堂の器に飾って楽しんでいました。(武田 武人作 - 錆釉菱形大鉢)
この小さな商品のために心をこめてデザインされたことが、静かに伝わってきます。

それをご覧になった方々も心惹かれて、私にお尋ねになるのですが、スウェーデンで求められたものということぐらいしか分かりません。あらためて底のところを見ると Tea forte とあるのですが、どこの国か印刷されていません。お客さまに聞かれても知識がないので、ネットで調べてみたらどっと英文が出てきて、どうもアメリカのもののようです。
とてもアメリカのものと思えなくて調べていくと、ニューヨーク近代美術館 (MOMA) で活躍したデザイナーの Peter Hewitt 氏が2003年に創業した「ティーフォルテ」というブランドで、そのコンセプトは "Art of Tea" とのことです。納得してしまいました。
さらに見ていたら、すでに日本に代理店があるのです。早速、ギャラリーで取り扱いが出来るか問い合わせをしたところ親切に応対してくださいました。近いうちに、三春堂ギャラリーで素敵な紅茶が展示販売されることになります。ちょっと贅沢にこの紅茶を作家のカップで楽しんでいただけるようにもしたいと思っていますので、楽しみにしてください。

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ティーバッグをいただいたすぐ後に、ビーズのアクセサリーを作ってくださっているやまなひろこさんからアンリ・シャルパンティエのクッキーをいただきました。(素晴らしいタイミングです)
そのアイボリーの包装紙とこげ茶のリボンのコーディネートが素敵で、すぐ開けられずしばらくそのまま飾っていました。ほどなく中も見たくなって開けてみたら、とても可愛い缶でさらに嬉しくなりました。
缶の蓋をあけたら、小さな石畳のようにクッキーが並んでいました。クッキーはそれぞれ味の違いが丁寧に作られていて、とても美味しかったです。包装した状態も、缶の様子も写真に撮ったのに、クッキーが並んでいるところを撮影するのを忘れて、食べてしまっていました。


c0009350_3353015.jpgこのパッケージのロゴに見覚えがあるような気がして、ギャラリーの棚を探したら、棄てられないでいる白と黄色の丸い紙箱がでてきました。その空き箱は2005年の「実験用ガラス器展」の時に、丸底の可愛いガラス器を展示するのにとても役に立ってくれました。(写真の中ほどの左右にある白と黄色の丸箱)

心惹かれるものが繋がっていることに気がつき、こんなに行き届いたお仕事をしていることに、心をうたれました。それぞれをプレゼントしてくださった方々に、あらためて感謝しています。
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by miharu-ando | 2010-04-30 03:47 | 日常
ハーデランガラス・ノルウェー(Hadeland Glassverk / Norway) の大皿
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c0009350_4215786.jpg三春堂ギャラリーを始めるずっと前、お勤め仕事をしている頃から、やきものやガラスを見るのが大好きで、あちらこちらを覗いていました。

そのころのやきものは伝統工芸か骨董ばかりでしたが、とても夢中になっていました。ガラスは、日本のメーカー製品か、骨董屋さんで見られる明治、大正期のガラスが中心だったようです。明治、大正期のガラスは魅力的でしたが、高かったので、少し買っただけでのめり込めずにウロウロしていました。

そんなころ、多分35年以上前にデパートで北欧のガラスを見た時、その魅力にすっぽりと嵌りました。そのころ買ったもののひとつが、写真の大皿です。どこの何であるかということに興味がなかったので、北欧の皿という記憶しかありませんでした。

最近、初期に興味をもったものを再見してみようと思い、あらためて作品の裏を見てみると、手彫りでHadeland... と読めました。パソコンで調べるとノルウェーの古いガラス会社とわかり、パソコンの便利さを思い知らされました。そのサイトには、現在の作品が紹介されていて、良い感じの作品がありましたが、とても高そうでした。(レート計算に間違いがなければ)

20代のころに、深い青と紫色に魅せられてこんな大皿(直径36cm×高さ7cm)を、我を忘れて買ってしまったようです。(今、ギャラリーに展示しています。ご興味のある方、何かご存知の方はご連絡いただければ幸いです)
次回、また何かご紹介します。
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by miharu-ando | 2010-01-31 04:26 | 日常
明けましておめでとうございます
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花器 - 川崎 毅 84,000円

本年も、魅力あるものをお見せできればと思います。
また、これまでに私が出逢った昔の作品も、日常のなかで展示していきます。


c0009350_256222.jpg今その作品から何が感じられるか、ぜひ見にいらしてください。その時、魅力的に感じたものが長い年月のあとにどのように感じられるのか私自身にも不明ですが、ちょっと検証してみようと思います。昔出逢ったものたちから、私の美の基準がつくられていったのですから。

プレート - 武田 武人 47,250円

c0009350_2581621.jpg次回のブログで、多分35年ぐらい前の若かりし頃、購入したHadeland(ハーデラン・ノルウェー)のガラス大皿をご紹介いたします。
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by miharu-ando | 2010-01-14 03:08 | 日常
美しい包装、楽しいパッケージ
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c0009350_2475464.jpg最近、お客様からいただいたものに、シンプルで美しいと思う包装と、とても楽しい気持ちにさせてくれるパッケージがありました。
ひとつは、京都のちりめん山椒で有名な「はれま」の包装です。本当にシンプルなのですが、とても凛としていて、ハッとさせられました。すっきりした包装紙のデザインに、同じ深緑の平紐が見事なバランスでかけられています。包装紙をひらくと、箱の蓋を止めている感性に驚かされます。美しく誠実であることを、包む心で知らせてくれました。
今回いただいたのは「野菜昆布」で、昆布、蓮根、ごぼう、ちりめんじゃこをこっくり炊いたもので、甘すぎず辛すぎず温かいご飯に、ぴったりでした。

先日の泉田之也陶展のときにいらしてくださったお客様から、おみやげにいただいたのが、なんとも可愛らしいパッケージのやき栗でした。比沙家の「京やきぐり」で、三角のテトラパックのかたちの紙袋に、美味しそうな焼目がついた大きな栗がごろごろとはいっています。
パッケージに心楽しくなって、中からでてきた大きな焼栗に、ただにっこり。

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そして、このようなもの知りませんでした。北海道のノースプレインファームの「塩バター生キャラメル」で、まったく未体験のやわらかなキャラメルの味にハマってしまいました。
好きな色合いのきれいなデザインの筒型の紙箱で、中を期待させます。口に入れると、コクのある、まったりしたキャラメルで溶けるように消えていきます。あっという間に消えてしまうので、後を引いて止まらなくなりました。追っかけしそうです。
で、見つけました!10月31日(水)から銀座松屋での北海道展にでるそうです。行きたい....。

パッケージに、作る人の心が現れている品々です。
それぞれの方々が、心の篭った気持ちで選んでくださったことが、本当に伝わってきました。感謝しています。
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by miharu-ando | 2007-10-23 03:00 | 日常
メリークリスマス!
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とても思いがけなく嬉しいことが重なりました。

三春堂のいちばん若いお客様の男子高校生から、可愛いクリスマスケーキがとどいて、そのあと女子大生のお客様から月光荘の色鉛筆のプレゼントをいただきました。おふたりとも大変熱心に三春堂のものを見てくださり、心込めて選んでくださる大切な、いちばん若いお客様たちです。それだけでも嬉しいことなのに、偶然にもおふたりから、お礼の言葉を添えてプレゼントをいただいて、その優しい心遣いに驚いてしまいました。

ひさしぶりに若さの素晴らしさをプレゼントされたクリスマスです。
おふたりからのプレゼントと三春堂のクリスマス風景をご覧ください。

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by miharu-ando | 2006-12-25 21:48 | 日常
3コマ日記 #2 06.11.2
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(上)少しまえに、some ori さんこと吉田美保子さんの手染め、手織りのショール、マットを置かせていただきました。その時に撮影した三春堂でのシーンです。焦げ茶の微妙な色調のショールは「刷り込み絣」という技法だそうです。染料には、ロッグウッド、槐、藍、渋木(ヤマモモ)などを使用しているとのこと。自然染料の色の深みと、色調の微妙さが魅力的です。伝統と対峙しながら、現代の染織を一心に目指す吉田さんのお仕事に、期待しています。

(下左)吉田さんのマットと細布たちです。マットは帯地だそうで、太い糸のしっかりした織で、不規則なようで規則的な格子が力強いです。一緒に写っているのは、イギリスのガラス作家サイモン・モアの鉢(two blues)

(下右)窓辺のカラスウリ。マクワウリではないけれど、緑に白い縞はイノシシの赤ちゃん「瓜坊」みたい。ガラスの花器はスコットランドのエリザベス・マクリュア作(double pot)

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by miharu-ando | 2006-11-03 00:27 | 日常
とても素敵で珍しい出会い
c0009350_3314569.jpg10月14日のギャラリーでの「土曜喫茶」は、1日限りの「三佳純子さんの絵の個展」がありました。矢野誠さんも来てくださり、とても貴重で楽しい土曜喫茶でした。
その様子が af_blog に紹介されていますので、ぜひご覧ください。三佳純子さんの絵と文の本「小さな旅」は三春堂で扱っていますので、こちらもぜひ。

af_blog
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by miharu-ando | 2006-10-25 03:43 | 日常